|
結婚カウンセリング体験談
|
結婚して5年目。結婚半年後から出始めた夫のどうしようもない問題がどんどん深刻化し、我慢も限界で離婚を切り出したところ、ケンカは泥沼化。
周りに相談したところ、結婚カウンセラーに予約を入れたらと言われました。諸悪の根源は、夫当人なことから、夫に受けるように言いましたが、悪いのは私のほうだと逆にひどく責められ、とりあえず自分が受けに行く事にしました。
| |  |
カウンセラーは、地域に日本人がいたのですが、カウンセリングを受けたあと、夫に不利な事が起きれば、日本人のカウンセラーだから私の肩をもっているといわれそうで、夫と同じ人種のカウンセラーを選ぶ事に決めました。
インターネットのgoogle 検索で、marriage counseling そして地域名を入れると、たくさんのカウンセラーのサイトが出てきました。顔写真入りの紹介が多く、学歴や経歴が明記してありました。費用は、30分あたり5万円というカウンセラーもいて、よほどの実力の持ち主に違いない、こんなカウンセラーにみてもらったら、どの結婚も救われるのだろうか?と思いました。でも、あとで気がついたのですが、そのカウンセラーは、とても深刻な病的な相談者がかかる専門家だったようです。
いくつものサイトを見て回った後、顔写真での印象がいちばん良かった自分よりも年上の女性カウンセラーに決めました。政府関係の仕事もしていて経歴も十分にあり、経験をたくさん積んだカウンセラーのようでした。
最初の連絡は、メールでしました。結婚に問題があることと、こちらの連絡先だけを書きました。翌日、電話があり、予約を入れました。そのときに、料金やシステムの事を説明してくれると教えてくれました。落ち着いた感じの声で、この人にして良かったと思いました。
最初の予約は1週間後でした。辛い日々だったので、1日も早くカウンセラーに会いたいと、その日がくるのを指折り数えていました。
◆ はじめてのマリッジカウンセリング
初日は、30分の無料カウンセリングで、こちらの事情の説明と、カウンセラーからは料金の事やシステムについての説明がありました。はっきりとした英語でわかりやすく、わからないことはわからないとはっきり伝えたところ、納得がいくまできちんと説明してくれ、安心しました。
そのときに、「次回からは、事情を聞きながら、必要があれば具体的な提案をします」と言ってくれ、ほっとしました。これがいちばん知りたかったから。
夫もカウンセリングを受ける必要があるかどうか聞いたところ、はっきりと今は必要ありませんと言われました。夫に問題があると思っていたので、そう言われてびっくりしましたが、ストレートに言ってくれ、逆にすっきりしました。
カウンセリングは数回受ければ終了するでしょうとの説明でした。
◆私が正しいと認めてもらい、ホッ!
1週間後の1回目のカウンセリングでは、今、何が起きているかを説明しました。そのころ私は、世界標準での常識に照らし合わせてでも正しいと思っている事を長期に渡り夫に激しく否定し続けられ、自分を失いかけていました。でもカウンセラーは、
「あなたの考えは正しい。彼の考え方が間違っている」
と、はっきりと肯定してくれ、ほっとしました。
その日、カウンセラーは、次回、夫を連れてくることが出来るか私に聞いてきました。私は、カウンセラーの目の前でいつもの激しい論争が繰り広げられてしまうかもしれない、そんなの苦しいのでイヤだなと思いました。でも、彼女は、
「夫婦同席でも、カウンセリングはうまくやれますから大丈夫ですよ」
とあっさりと、でも自信を持って言うのを聞いて、そうなのかなと思いつつ、やっぱりイヤだなと思いました。
でも、彼女としては、夫がどんな態度を取るかみたいし、事実と反する事を私のいないところで言うかもしれないのが心配、それを避けるために夫婦同伴を提案していたのです。
「でも、来週、あなたひとりで来ることになっても、驚かないから大丈夫よ」と、さりげなくフォローしてくれ、気が楽になりました。
◆ 夫も同席
その次は、夫も同伴。ところが、あきれるほどに問題発言を連発。でも、彼女は、彼を受け入れながら、間違っている事は間違っていると、はっきりと、でも彼のことを尊重しながら言ってくれました。
あまりにもあっさりと、そして静かな口調で言ったので、彼は何も言いませんでした。いっぽう、私はその言葉にとても勇気付けられました。
| |  |
◆夫の変化と自分の成長
3回目のカウンセリングは、前回のカウンセリングのあとに何が起きたかの報告と、具体的に私ができる事についてのアドバイスでした。
第三者が入ることで、夫は、自分の行動を振り返る機会になったようで、今のところ、良い方向へは向いています。ただいつそれが元の木阿弥になるのかわからないという不安もありますが。
でもそれ以上に収穫だったのは、自分が強くなれたことです。世界基準の常識に照らし合わせて正しいと思える事は、彼の力や怒りに屈せず固持できる、そんな自信がわいてきました。彼との間にトラブルを引き起こさないコツも教わったので、それを実行できるよう、冷静沈着に考えたり行動するよう、特に、争いの火花が散ったとき、自分に言い聞かせています。
もしもこの結婚がうまくいかなくても、別れた後、自活していけるように、資格を取る計画も立て、実行に移す元気も出てきました。
1ヶ月前、混乱し、パニックに陥り、ひたすらカウンセリングの予約の日が来るのを待ち続けていたあのときの自分と比べると、今は、本当の自分を取り戻せたと思えます。
そうはいっても、次のトラブルが起きたとき、どこまで自分を強く持てるか、不安も残っていますが。
闘うべきは夫ではなく、自分の心のなかの弱い部分だと思えるようにもなりました。
◆ この結婚はミスマッチ
マリッジ カウンセラーは、私と夫の言い分から、こんなことを教えてくれました。
「あなたの夫は、妻に服従を求め、あなたは、自由を奨励してくれる夫を求めています。ですので、この結婚は、ミスマッチといえます。」
「え!? お互いに求めていたものが反対のものだったにもかかわらず、恋愛時代にそれが見抜けず、相手は自分の理想像であると思い込んでしまい結婚してしまった。その結果が今の未来に希望のない悲惨な結婚生活につながってしまったというわけ?」
ならば対策は、離婚しかないのでしょうか?
カウンセラーは、
「そのことを認識してこれからどうするかです。」
とだけで、そのあとにアドバイスの言葉は続きませんでした。
◆ 魔法は自分の中にある
そう言えば、夫婦でカウンセリングしたとき、最後に、
「ふたりの主張している事は、まっこうから対立しています。そんなふたりの問題を解決する魔法はありません。」
そう言われたとき、
「そうよね。そんな魔法があったら、誰も離婚なんてしない。でも、じゃあ、この先どうしたらよいんだろう」
そんなことが空っぽの頭の中に浮かびました。
結婚問題を解決する魔法はありませんが、自分の心を強くもつことで、問題をかかえてはいるものの、問題化させないことができるかもしれません。なにしろ、問題は彼自身の根っこ部分にあることから、問題をなくすということは、彼そのものを自分の世界から消すということに相当します。離婚し彼の存在を消してしまうのか、問題を根っこに残したまま結婚し続けなければならないけれど、とにかく問題部分が地上に出てこないように徹底的に工夫するのか、そのどちらかの選択だと思います。
次のカウンセリングの予約は、未定です。私も、カウンセラーもそのときを今から楽しみにしています。土色になった顔で相談に行った初回とは違った表情で彼女に会える、そう楽しみにしています。

| | 誰にとってもプライベートな生活を他人に話すのは抵抗があると思います。でも、友達や占い師に相談するのとは違い、問題解決のための技術やアドバイスを蓄積しているマリッジ カウンセラーは、明日への希望の一歩を具体的にどう踏み出したらよいのかを教えてくれます。勇気を出して受けるだけの価値が十分にあると思います。 |
→ 心のケア
|